藤原京は平城京に遷都される前の694~710年まで日本の首都が置かれた場所で日本で初めての条坊制を用いた本格的な唐風都城だった。大和三山に囲まれた宮殿を中心に約5km四方の都は平城京や平安京よりも広く、古代日本最大の都市であった。
現在は建物もなく、大極殿などの柱の位置を示す杭があるのみで周辺は史跡として整備されている。またその広い土地を利用して季節の花が栽培されていて、写真愛好家をはじめ奈良の人々の憩いの場所となっている。個人的には復元工事にお金を掛けるより、このような利用方法が良いと思う。
春
菜の花が植えられている場所の周辺に桜並木があり、同じ時期に見頃を迎えると、とてもきれい。
夏の花蓮
奈良の寺院では鉢植えの蓮を育てているところが多いけど、藤原宮跡ではこの一角が蓮の田んぼになっていて多くの花蓮が見られる。蓮の花は午前中に見るほうがいいそうな・・・
夏のキバナコスモス
花蓮と同じ時期に見頃を迎えるのが普通のコスモスより少し早く咲くキバナコスモス。
秋
一番広く栽培されているコスモス。満開を迎えると一面がカラフルな花でいっぱい。