概要
奈良には多くの寺院があり、多くの美しい仏塔があります。有名なのは法隆寺と興福寺の五重塔ですが、個人的には子供の頃から近くで育ったこともあり、薬師寺の三重塔がお気に入り。
斑鳩から當麻を周り、奈良公園まで美しい三重塔を見るコースです。
お勧めの季節
通年
桜の季節はどのお寺も花がきれいで特にお勧めです。
桜の季節はどのお寺も花がきれいで特にお勧めです。
・霊山寺
奈良時代の736年に行基菩薩によって開かれた霊山寺。入口には朱塗りの鳥居が立つ、興味深いお寺。
鎌倉時代に建立された三重塔。
・法起寺
638年に聖徳太子の子、山背大兄王によって創建されたと伝わる法起寺。
三重塔は706年に建立されたものが残り、日本の三重塔では一番古い。
・法輪寺
7世紀に創建されたと伝わる法輪寺は建てられた経緯は諸説存在する。火災や自然災害で三重塔を除く建物は失われたが江戸時代に再建された。
三重塔は1903年に解体修理されたが1944年に落雷のために焼失した。当時は避雷針を戦争のために供出していた。7世紀末頃の建立と推定され、残っていれば法起寺よりも古い三重塔だった可能性が高い。
1975年に現在の三重塔が再建された。
・當麻寺
二上山の麓にある當麻寺は推古天皇の時代に創建された歴史あるお寺。中将姫の漣糸曼荼羅の伝説で知られる。
平安時代初期の建築と推定される當麻寺西塔。西南院からの眺めが素晴らしい。
西塔よりも古い東塔は奈良時代末期の建築と言われている。
・百済寺(春日若宮神社)
未だ不明なことだらけの百済寺。現在は隣接する春日若宮神社が管理している。
鎌倉時代中期の建立とされる三重塔。
・勝間田池
大和路を代表する景観として有名な勝間田池から見る薬師寺。遠くに東大寺大仏殿や興福寺五重塔も見える。
・薬師寺
藤原京に創建され、平城京遷都と共に移転された薬師寺。名前の通り、疫病治癒のために創建されたお寺。
一見六重塔に見える唯一無二の三重塔は東塔が奈良時代の平城京遷都当時のものが残っている。
西塔は1981年に再建されたもの。建設当時はなんかしっくりこなかったけど、今ではええ感じに馴染んでいる。
・興福寺
藤原氏の氏寺として建立された興福寺は度重なる災難を乗り越えて現在に至る。七転び八起きという言葉がぴったりな、中金堂は8回目の再建が2018年に完成した。
三重塔は平安時代の建立で興福寺で最も古い建物の一つ。
ほぼ平坦なコースで、奈良の有名寺院を快適に参拝できます。