二上山の麓にある當麻寺は612年に聖徳太子の弟である麻呂古王によって創建されたと伝わる、奈良でも最も歴史のある寺院の一つ。
1180年の平氏の大和焼き討ちにあって幾つかの建物が焼失したとされるが、飛鳥・奈良時代建立の寺の中で平安時代以前の東西両塔が残るのは日本で當麻寺のみとなっている。
桜や牡丹、紅葉の名所としても有名で、シーズン中は多くの人が訪れる。また紅葉の季節に咲く十月桜も美しい。
仁王門
江戸時代中期の建造とされる。東門とも呼ばれる。
仁王像
仁王門の左右を守る仁王像。
梵鐘
創建当時の物と推定される日本最古の梵鐘。
本堂(曼荼羅堂)
平安時代末期に前身堂と呼ばれるお堂を改築して建てられた。ご本尊が収められている。
三重塔東塔
奈良時代末期の建立とされる三重塔。
三重塔西塔
平安時代初期の建立とされる。東塔より1m程高い。デザインも微妙に異なっている。
奥院本堂への参道
當麻寺奥院は室町(南北朝)時代に開かれた浄土宗の子院。草木が多く植わっていて季節ごとの風景が美しい。
奥院の本堂と阿弥陀堂
現在の本堂(右側の建物)は江戸時代初期に建てられた。
奥院楼門
朱色が美しい奥院楼門。
奥院の紅葉
奥院の十月桜
紅葉をバックに桜を撮るのも、いとをかし。